半身浴
HOW TO DO
まず、入浴する前にかけ湯をして、みぞおちから下だけ、お湯につかります。
お湯の温度は38℃〜40℃。ぬるめのお湯に、20分ほどゆっくりとつかるのがポイントです。
これから、季節が秋・冬と移り変わっていくと、半身浴では寒いと感じるかもしれませんのでときどき肩までつかって、全身浴と半身浴をくりかえすのもいいでしょう。
また、あらかじめ浴室全体を温めておき、湯船のふたを開けて浴室に蒸気を充満させてからお風呂に入り半身浴するのも、これからの季節にはマッチしていると思います。
さて、お湯につかって15分ほど経つと、じわっと汗が額ににじみ出てくることでしょう。そうなると、からだが温まってきた証拠です。
半身浴をしていいことって?
特に女性は冷え性の人が多いので、この“冷え”を防止するにも半身浴はおすすめです。
からだを温めることで、血液やリンパの流れがスムーズになり新陳代謝が活発になります。
体内に今まで蓄積されていた悪いものが汗といっしょに出ていくので、体内の過剰な油分や水分も排出され、結果として、むくみ、肌荒れ、生理不順など女性特有の悩みにも効果ありです。
“20分湯船の中でじっとしている”というと、結構長い時間だと感じられることと思いますので、お気に入りの音楽をきいたり本を読んだりして、のんびりしながらリフレッシュしましょう。
この半身浴はダイエットにもつながり、若い女性に人気があるのですよ。
そもそもお風呂は・・・
室町時代では、足利義政の妻であった日野富子は親戚たちを家に招いて、お風呂や食事をふるまっていました。このように、入浴後に茶の湯でもてなしたり、お酒や食事でもてなすなど、お客様をもてなすための“風呂ふるまい”という習慣がありました。
肌を清潔にするためだけでなく、お風呂を楽しむという考え方は、どうやら昔からあった習慣なのですね。
年齢・性別に関係なく、楽しみながらの半身浴を試してみませんか?
お風呂上りには、水分補給もお忘れなく!
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