与党は2006年度税制改正大綱を決定しました。
その中でも、奥様にとって関心のあるのは、日々の暮らしに関係する所得税のアップ・お父さんの楽しみのひとつであるお酒やたばこに関わる、酒税の見直しやたばこ税の引き上げなどではないでしょうか。その中で、所得税の負担アップについて取り上げたいと思います。
所得税の負担アップ
2006年1月から、税金を源泉徴収されるサラリーマンの場合、所得税の負担が増えます。今までは定率減税が導入されていたため、所得税の負担が軽減されていましたが、定率減税を半減することになりました。
そして翌年・2007年1月からは定率減税を廃止するので、さらなる所得税アップといえるでしょう。
税務署に確定申告をして納税する自営業者の場合は、少し遅れて、2007年2月の確定申告定率減税が半減し、翌年・2008年の2月の確定申告で定率減税の廃止となります。
具体的に数字でみてみましょう。
たとえば年収600万円で
奥様は専業主婦、子供さんが2人いるご家庭の場合・・・
所得税と住民税をあわせた負担額は2006年分が約28000円アップ、2007年分はさらに約28000円アップとなります。つまり2年で約56000円の増税となります。
年収800万円で
同じく奥様は専業主婦、子供さんが2人いる4人家族の場合・・・
2006年度分が約56000円のアップ、2007年度分がさらに約56000円のアップとなります。
2年で約112000円の増税です。
そもそも定率減税をなぜ廃止の方向へもっていくかというと、景気が回復してきたからです。株価も日経平均で16000円近くになってきました。これは今年の初めには、ほとんどの人が予測していなかったことです。しかし、景気の回復にあわせて家庭へのしわ寄せ=増税となると、あとは家計を預かる奥様のやりくりにかかってきます。
来年からは心機一転、家計簿をつけて支出管理をしたり、たばこ税の引き上げ(2006年7月頃)で主なもので1本あたり1円くらい高くなるので、健康のためにもご主人にたばこの本数を減らしてもらうようにお願いしてみたり。
また小さいところだけをみていても増税対策としてあまり効果がないので、まだされていない方は、今加入の保険の見直しや住宅ローンの見直し、人生プランの見直しなども考えてみてはいかがでしょうか。
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