「 同居のおばあちゃんの足腰が弱ってきて、そろそろ手すりが必要・・・
トイレもまだ和式だから、洋式にしたいわ・・・」
そんな悩みを抱えたご家族が住宅をリフォームする際、介護保険など公的な補助制度が利用できるのを、ご存知でしょうか?
介護保険が2000年4月に始まって以来、全国で多数の方がこの制度を利用しています。内容は、要支援〜要介護の認定者が対象で、住宅リフォームの工事費の9割が戻ってくるというものです。(給付限度額は20万円・1割は自己負担)
◇ 具体例 ◇
例1・手すりの取り付け
廊下、トイレ、浴室、玄関などに転倒予防のために取り付ける場合
例2・床材の変更
浴室では、転倒防止のために滑りにくい床材に。
居室では、板製(フローリング)やビニール系床材などへ変更し、
車椅子などの移動が円滑にできるように
例3・便器の取り換え
和式便器を洋式便器にする。この際、洗浄機能付き
(ウォシュレット付き)便座に交換することも可能
例4・床段差をなくす(バリアフリー)
居室、廊下、トイレ、浴室、玄関などで敷居を下げたり、
浴室の床のかさ上げをしたりして、床段差をとりのぞく。
また、自治体独自の支援制度もあります。たとえば、東京都内の自治体の場合、住宅改修予防給付があり、介護保険では要支援や要介護に該当しない場合でも、65歳以上で改修が必要と認められた人は利用できます。給付内容は介護保険と同じです。
こういった、介護保険以外の支援制度もあるので、一度、お住まいの市区町村の役場に問い合わせてみましょう。
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