夏バテの原因は?
今年の夏は、ラニーニャ現象が起こり東・西日本の太平洋側を中心に高温・多雨になりやすいと言われています。この高温・多雨こそ、まさに夏バテに原因になるものです。
○高温
暑い屋外とクーラーのきいた室内の温度差のために、自律神経の乱れが起こります。
また熱帯夜が続くとぐっすりと眠ることができずに、睡眠不足になったり、食欲不振のために栄養不足になりだるさを感じます。
○多雨
天気が良くないと気分的にもすぐれず、また湿度が高いために皮膚の表面から蒸発しにくくなります。これが自律神経の乱れにつながり体調不良を引き起こしやすくなります。
夏バテ対策!こんな風にやってみましょう!
○冷房の使い方・・・室内と室外の温度差を5〜6度以内に調節し、寝るときのタイマーは睡眠後30分〜1時間くらいに設定。くれぐれも“夜中、つけっぱなしで寝る”のは控えましょう。体がだるくなってしまいます。
○冷たい食べ物・飲み物に注意・・・アイスクリーム、かき氷、ビールなど冷たい食べ物や飲み物は、つるんと喉ごしが良く体も欲しますが、とりすぎると胃腸の機能を低下させてかえって食欲不振を招きます。冷房の効いた室内では、温かい飲み物を摂るように心がけましょう。たとえば、しょうがは食欲増進とともに体を温める作用にも優れているので、ジンジャーティーを飲んでみてはいかがでしょうか?
○湯船に入りましょう・・・自律神経の乱れに効果的なのが、湯船につかって血行をよくすることです。暑いからといって、シャワーばかりでは良くありません。ぬるめのお湯にゆっくり入り、のぼせやすい人には半身浴もおすすめです。
○ 暑さにからだを適応させましょう・・・自然の暑さに体を慣らすことで、汗をかきます。クーラーに頼りすぎて、汗をかかないことも体調不良の一因といえます。中国では、古代から、自然と調和したライフスタイルを送ることで健康で長生きができると言われています。
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