基礎年金番号に未統合で誰のものか分からない、「宙に浮いた」年金と言われている5000万件について、社会保険庁は持ち主とみられる人に確認をしてもらうために、「ねんきん特別便」を順次発送します。その第1弾が、12月17日に送られました。
現在受け取っている年金額に影響するため、受給者を優先して、加入者には来年2月下旬から発送する予定です。
ねんきん特別便が届いたら・・・
特別便が届いた人は、加入履歴の一覧に漏れがないかチェックする必要があります。というのも、ここに記載されている記録は、社会保険庁が基礎年金番頭で把握している記録であって、漏れている可能性のあるものについては、一切、載っていません。
加入履歴の一覧の漏れを確認するために、まずは、“自分の今までの履歴書”を作ってみてはいかがでしょうか?
例:平成元年4月 ○○会社就職
平成7年7月 ○○会社退職
平成7年8月 会社員の夫をもつ
専業主婦になる。
平成13年4月 ○△□会社就職
現在に至る
この例だと、平成7年7月に○○会社を退職して、8月に専業主婦になっていますが、その際に3号被保険者に届出がされているか(年金記録に記録されているか)がポイントです。
また、平成13年に○△□会社に再就職した際もポイントとなります。
ねんきん特別便が届く、届かないに関係なく、自分の年金についてしっかりと把握しておく必要があります。ですから、自分の履歴書を1度作ってみて、今後は更新していき、ねんきん記録に間違いがないか確認作業を行うことをおすすめします。
記録に訂正がある場合は、どうすればよいのでしょうか?
同封の照会票に記入して、受給者は年金証書と一緒に社会保険庁に持参します。
加入者は返信用封筒で返送します。訂正がない場合は、照会票の確認はがきを返送します。
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